「講習ってどうだった? 姉妹のリアル体験」
「春期講習って、親もこんなにバタバタするの!?」と驚いたのが、我が家の塾デビューの春。小4と小6、姉妹で別々の塾に通ったことで、スケジュール管理も送り迎えもてんやわんや。ですが、その中で気づいたのは——講習は“成績アップ”だけじゃなく、“子どもが自分で動き出すチャンス”でもある、ということ。
次女は自分のお小遣いで手帳を買い、塾や宿題の予定を書き込むように。長女は「先生の課題はちゃんとやらなきゃ!」と、自習室に自ら通う姿勢を見せてくれるように。親からの声かけには反応が薄かったのに、外の視点が入ると変わるんです、子どもって。
この記事では、そんな春期講習を通じて見えてきた、“子どもの自立と学習習慣の芽生え”をリアルにお届けします。
「講習って本当に必要?」「こんなに詰め込んで意味あるの?」と不安な方も、読み終えるころにはきっと、「少しずつでいいんだ」「うちの子もできるかも」と前向きな気持ちになれるはず。
笑いあり、ちょっぴり焦りあり。でも最後には、「やってよかった」と思えるはず。そんな我が家の春期講習ストーリー、どうぞのぞいていってください。
春期講習、こうして乗り越えた!
「講習って、ただ塾に通わせるだけじゃないんですね。家庭での調整や声かけ、サポート体制……意外と親の出番も多い!そんな中、わが家が見つけた“うまく回すコツ”と“反省点”をまとめました。」
小4次女の春期講習 〜はじめての個別塾体験〜
次女(小4)にとっては、これがはじめての塾体験。通ったのはena個別でした。
講習の申し込みは2月からスタート。まずは決まったコマ数の授業を、日程表に希望日として記入し、それを塾に提出します。提出後、塾側から正式なスケジュールが決定され、その日程に合わせて春休み中に通塾しました。
春休みに入ってすぐ講習がスタート。
次女のスケジュールは、午前中に2コマ(3時間)×週4日、それが2週間。つまり春休みの大半を塾で過ごすハードスケジュールです。

春休み、毎日塾行くのー?

これはちょっと大変かも・・・
次女は3日目くらいからは講習のペースにも慣れてきて、「学校に比べたら午前中で終わるならいいかも」と前向きな発言も。最初は負担が大きいかもと心配していましたが、リズムさえつかめば案外こなせると分かりました。
コツとしては、1日の流れを事前に娘と一緒に確認し、講習の後に好きな時間を確保すること。講習が「やらされるもの」にならないように、頑張ったら自由時間が待っていると見通しを持たせたのが効果的でした。
一方での反省点は、初日に親が構えすぎてしまい、娘にもその緊張感が伝わってしまったこと。もっと柔らかくスタートしてもよかったなと感じています。
“ガチ受験”の空気から、いい刺激をもらう
午前の授業を終え娘をお迎えに行くと校舎では、周りの上級生たちがさらに午後の勉強にも取り組んでいる様子。午前の授業が終わると、塾弁を食べてそのまま自習や追加授業へ……という、まさに“ガチ受験生スタイル”。

みんな、まだやるんですね・・・

受験生はこうして頑張っていますよ
そんな頑張り屋さんの生徒さんたちに囲まれながらも、カリカリと焦るでもなく、わが子なりのペースでこつこつ取り組んでいた次女。
きっと彼女なりに、たくさんの刺激を受けていたはずです。
小6長女の春期講習 〜分散型スケジュールで学習習慣UP〜

わたしは分散型で毎日少しづつ続けました
長女(小6)は、個別指導の明光義塾に通っています。
明光義塾の春期講習は、春休み中にまとめて受ける必要はなく、3月〜6月の間で自由に日程を決められるスタイル。
我が家では、月曜日に8週分の授業を設定。通常は火・木・金の通塾ですが、この講習期間中は月・火・木・金の週4日通塾に。さらにGWなども含めて調整することで、毎日少しずつ学びを継続できるペースができあがりました。
春休みの集中講座と違って、生活リズムを崩さず、長く学びを続ける力がついたのが大きな収穫。
結果として、勉強への集中力や理解もより深まったように感じました。
自由と自立のはざまで 〜長女の春休みと親のモヤモヤ〜
長女の春期講習は、3月〜6月にかけての分散型スケジュール。
春休みだけに集中しなくてもよかった分、どう時間を過ごすかが大きな課題となりました。
次女の講習の送迎で塾に足を運ぶと、お弁当を持参して1日中勉強に励む上級生たちの姿に出会い、
「受験生って…すごい…!」と親の方が圧倒されることも。
そんな空気を背負って家に帰ると、我が家の長女はというと——
お菓子作りに夢中。絵を描き、工作に没頭。やりたいことを存分に楽しんでいる様子。
もちろんそれも大事。でも、「いや、今は勉強の時期では…!?」という親の声なき叫びが…。
そこで、「これは親の出番!」とばかりに、課題を用意したり、
女子美の話題を出して楽しい未来をイメージさせる作戦に出ました。
が、残念ながら長女は**“親から出された課題”ではやる気が出ないタイプ**。
むしろ「うーん、それ今やらないとダメ?」という空気すら漂っていました。
そんな中で、自ら塾の自習室に通う姿が見られるように。
どうやら、自分のペースで学べること、塾の落ち着いた空気感が、長女には合っていたようです。
自習時間を通して、宿題も少しずつ進むようになりました。
さらに塾の先生と相談して、春期講習の最後に「定期テスト」を受けることに。
目に見える形で成果や課題がわかることで、**「次はここをがんばろう」という気持ちを持ってくれたら…**という思いがありました。春期講習後のテスト結果は・・偏差値45でした。学力が不安定で総合的に判断することはまだ難しい状態ですが、今後の伸びに期待です!
振り返り:春期講習を終えて
春期講習を経験して、姉妹それぞれに小さな変化がありました。

自分でスケジュール管理したい!
次女は、初めての講習をきっかけにお小遣いで手帳を購入。
塾の日や宿題の計画を自分で書き込み、1日を見通して動く練習を始めています。まだまだ試行錯誤ですが、「自分でやる」気持ちの芽が育ってきたように感じます。

親からの課題は後回しにしちゃうけど、先生のは見せなきゃって思える
長女はというと、家族の声かけにはちょっぴり甘えが出がち。
でも、塾の先生から出される課題には「ちゃんとやらなきゃ!」という気持ちが自然と湧くようです。
私たち親も無理に管理するより、先生と連携して背中を押す方がうまくいくことに気づかされました。
まとめ:それぞれのペースで、確実に一歩ずつ
春期講習を通して、姉妹それぞれが「自分なりのやり方」で前に進む力を育てていました。
次女は、初めての講習に戸惑いながらも、3日目にはコツをつかみ、自分でスケジュールを管理するという成長も。塾で見た上級生たちの姿にも刺激を受け、知らず知らずのうちに「学ぶ姿勢」が育っていたように思います。
長女は、先生からの課題には素直に取り組めるタイプだとわかり、家庭ではできなかった“やる気のスイッチ”の入れ方が見つかりました。分散型のスケジュールで、ムリなく、でも継続的に学ぶ力も養われました。
講習で得たのは、勉強の成果だけではありません。
子どもの「やる気の出る環境」や「成長の種」に気づくことができれば、親も子も、これからの勉強がずっとラクになります。
焦らなくても大丈夫。お子さんの“今”を見つめて、ペースに合った講習の形を選ぶことで、確実に一歩ずつ前に進めます。
夏期講習は、その経験をさらに活かすチャンス。
家族みんなで、小さな成長を楽しみながら、受験につながる力を育てていきましょう。
コメント