女子美祭でピンときた!親子で見つけた「ここがいいね」

家族

文化祭に行ってみたきっかけ

長女は、小さいころから絵を描いたり、工作をしたりするのが大好きな子です。

年中から絵画教室に通い始め、絵だけではなく工作もできる教室で先生の面白さや教室の雰囲気も好きでとても楽しんでいます。

絵画のコンクールにも出品し、いくつかの「賞」をいただきました。

しーちゃん小6
しーちゃん小6

F25のキャンバスに描いて「学展」に出品したよ。4回全て入選!うち1回入賞!!

「乳がん検診へいこう絵画コンクール」は今まで3回受賞したよ!

「税に関する絵はがきコンクール(横浜市保土ヶ谷区)」は女性会長賞をもらえたよ!

小3からはiPadのprocreateを主に使ったデジアルアートも習いました。アナログでは難しいこともデジタルだと簡単にでき、作品の幅がどんどん広がっていきました!

そんな長女にぴったりの中学校って、どんなところなんだろう?
地元の公立中学校だけでなく、「美術に力を入れている学校」という選択肢もあるのかも……と思って調べていくうちに、女子美術大学附属中学校、通称「女子美」が目にとまりました。

「ここ、長女に合いそうだな」と感じていたころ、ちょうど秋に開催される文化祭「女子美祭(じょしびさい)」の情報を見つけました。

おとう
おとう

行ってみたら?文化祭って雰囲気わかるし、面白いと思うよ

ここがいいねポイント

女子美祭には、妹たち2人も一緒に行きました。
中に入るとすぐに、マンガ研究会の生徒さんがポスターを持って校内を歩きながら「ぜひ見に来てくださーい!」と元気よく呼び込みをしていて、その声にまずびっくり。とても活気があって、「あ、楽しい学校だな」と感じました。

生徒たちが運営するカフェにも並んで入りました。
お菓子が画材の下から出てくるという、まさかの演出に思わず笑顔に。発想がユニークで、来場者を楽しませようとする工夫が伝わってきました。

謎解きができるお部屋もあり、妹たちも大喜び。ルールを説明してくれる生徒さんたちはとても丁寧で、子どもにもやさしく接してくれて、こういう雰囲気も「いいなあ」と感じるポイントでした。

イベントに参加すると景品がもらえて、それも全て生徒さんの手作りだったので感心してしまいました。

えーちゃん小4
えーちゃん小4

あのお姉さん面白かった!

えすちゃん小1
えすちゃん小1

もらったおみやげは大事にしてるよ

驚いたのは、生徒が自作した絵本の展示コーナー。
どの作品もクオリティーが高くて、まるで本屋さんに並んでいてもおかしくないレベル。

しーちゃん小6<br>
しーちゃん小6

わたしも絵本作家になりたいな

わたし
わたし

ああ、そうか。

毎晩寝る前に一緒に読んできた絵本タイムがこうやって今につながっているんだな……なんだかうれしいなぁ

また、説明会では、授業についての詳しい話も聞けました。
たとえば、美術を英語で学ぶ授業があることや、実は1年生の間は美術よりも英語の授業数が多いことなど、意外な発見も。

さらに、海外や地方で学校からは国内だけでなく海外や地方へも視野を広げる教育がされているという話も聞いて、「のびのびと学びながら、将来の可能性も広がりそうだな」と思えました。

見学後の変化とその後の行動

女子美祭に参加したのは、小学5年生の10月でした。
文化祭から帰ったその日から、娘の中では「この学校に行きたい!」という思いがはっきりと芽生えたようでした。

11月には、早速一緒に個別塾の見学へ。体験授業を経て通塾をスタートし、女子美術大学附属中学校の合格判定模試にも挑戦しました。
結果はなんと「合格可能性10%未満」。
かなり厳しい現実でしたが、ここから娘の受験生活が本格的に始まりました。

塾では、娘のペースや理解度に合わせて、個別にカリキュラムを組んでもらっています。親としても、女子美が中堅私立にあたることを踏まえ、どんな力が求められるのかを調べ、家庭でのサポート体制を整えていきました。

娘はパンフレットを繰り返し見ながら、制服や行事、クラブ活動のページに目を輝かせていました。
勉強が行き詰まったときも、「女子美でどんな作品を作りたい?」なんて話すと、少し気持ちが切り替わり前向きになれるようです。
この“ワクワク”が、何よりの原動力になっているようです。

私たち親も、学校主催のイベントを積極的にチェック。
小6の3月には「入試報告会」に参加し、出題傾向や倍率、日程などの情報を得ることができました。校長先生のお話には温かみがあり、「この学校なら安心して娘を預けられる」と強く感じました。

5月には「公開授業」にも参加。実際の授業を見学し、生徒や先生方と直接話す機会もありました。
娘は「私もこの授業を受けてみたい!」と気持ちをさらに高め、見学後もしばらく興奮気味でした。

そのとき、図書室にも立ち寄りました。
そこには、女子美の卒業生が執筆した絵本があり、娘と一緒に夢中になって読みました。
「こんなふうに、自分も作品を残せるかもしれない」と思ったのか、娘の目はキラキラと輝いていました。

6月には体験授業や運動会も予定されていましたが、学校行事と重なり参加できませんでした。

今後もチャンスがあれば逃さず参加していく予定です。「次こそは行きたい!」と前向きな気持ちで予定を楽しみにしています。

定期的に女子美の行事に足を運ぶことでやる気にも繋がっていくと思います。

「この子にはここが合ってる」という親の気持ち

女子美祭に行ったあの日、娘は「楽しそう」「こんな学校に通ってみたい」とニコニコ。
でも実は、その何倍もテンションが上がっていたのは、親の私でした。

「ここだ、この子にぴったりの学校だ!」と、心の中ではすでに入学式に参加済み(笑)。
そのくらい、校舎の雰囲気、生徒たちの様子、展示の内容――すべてが「ここなら、この子がのびのびと成長できそう」と感じさせてくれたのです。

一方で、肝心の娘はというと、まだのんびりモード。
パンフレットを眺めて「この制服かわいいね〜」なんて言いながら、おやつを食べている。
いやいや、それより問題集開こうか!?と、こっちはドキドキ。

模試の結果が10%未満と知ったときは、さすがに軽く現実逃避。。。
でも、それでもこの学校に向かって努力してほしいという気持ちは、どんどん強くなっています。

だからこそ、娘がワクワクしているその気持ちを大事にしながら、
親の方は模試日程をチェックし、説明会に申し込み、塾との連携を強化中。娘の希望を聞きながら塾の課題を増やしてもらったりしています。

焦る気持ちももちろんあるけれど、それは「この学校で学ばせてあげたい」という願いから。
それってきっと、悪い焦りじゃないはずです。

今はまだマイペースな娘を、少しずつ“受験生モード”にシフトさせつつ、
この「ピンときた」気持ちこれから伸びる点数を信じて、親子で歩いていきたいと思います。

同じように「うちの子、のんびりだけど大丈夫かな?」と思っている方がいたら、
「うちもですよ〜」と、そっとエールを送りたいです。

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